▼トレーラー
──死は貴方の生に於いて 全ての真理を伝える福音と捉えるべきだ──
貴方が目を覚ましたとき、この世の全ては逸脱した。 最早何を患っても後戻りはできない。
線路の上で貴方の亡骸が笑っている。 ここから貴方はやりなおすしかない。
ダブルクロス The 3rd Edition 「おわりの解法」
貴方が別れを伝えるのは誰?
▼レギュレーション プレイヤー人数:2人 プレイ時間:夜5日+予備日 経験点:50点+4点 使用ステージ:CRC RHOシステム採用
PCには以下の設定がつく。 PC①:オーヴァードや邪神因子等に係る事件の捜査・目撃経験がある警察官。 PC②:UGNに所属するエージェントもしくはチルドレン。
◆PC① シナリオロイス:殺人事件 推奨感情:調査/不安 カヴァー/ワークス:警察官/刑事・鑑識 ルーツ:不明 覚醒:『死/狂気/忘却/実験』から選択 ※Dロイスを【不明】とし、ロイス欄に入力すること
貴方は警察官だ。 神話的事象やオーヴァードのことを知っており、捜査担当になった事件が自分の手の届かない場所で解決した経験がいくつもある。 今回の事件も正直そういった類のものだった。またどこからともなく胡散臭い組織の連中がしゃしゃり出てきて解決するか、特殊犯罪調査室の連中が高圧的に奪っていくか──そう思いながら行っていた捜査で、貴方は犯人を追い詰め、逮捕することに成功した。そして。 ……妙におとなしい犯人の手首に錠を嵌めた後の記憶がない。 気が付けば貴方は無人の電車の中で立ち尽くしていた。血溜まりの中に沈んだ、『自分』の死体を前にして。
◆PC② シナリオロイス:幽霊電車の怪 推奨感情:調査/不安 カヴァー/ワークス:自由/UGNチルドレン・エージェント ルーツ:任意
貴方はUGN所属のオーヴァードだ。 限られた時間に限られた場所でのみ見聞きすることができる『幽霊電車』という都市伝説、その裏に潜んで悪事を働く首謀者の殺害を依頼された。 貴方はその任務を見事に果たして見せた。だが、UGNはその事件を隠蔽に失敗し、貴方は殺害事件の加害者として警察に追われることになる。 それが数日前の話だ。 今、貴方は片手に手錠を嵌められたまま、電車の中に立っている。見覚えのある車内では、凄惨な状況を目の当たりにした警察官がオーヴァードとして覚醒しつつあった。 この状況で貴方が分かることは一つだけだ──おそらくこの任務は、まだ終わっていなかったのだ。